青蔵鉄道旅行

ヒマラヤ越えのランクルをチャーター
次の目的地は、ネパールのカトマンズ。しかしネパールとチベットの間には、世界の屋根ヒマラヤ山脈がある。ヒマラヤには、標高7,000mを越える高峰が30以上もあり、ラサから陸路でネパールへ行く場合は、ランドクルーザーをチャーターしてヒマラヤの間を越えなければならない。ヒマラヤ越えは、移動に数日必要なため、ランクル1台のチャーター費用は、6,000元～8,000元(90,000円～120,000円)もかかる。5～6人のグループを組んで移動するのが一般的なので、宿の掲示板にはたくさんの張り紙が張られ、多くの個人旅行者が一緒に移動する仲間を募っていた。と同時にミッシング(行方不明者)の張り紙寻人启示もあった。

僕らは友人Kと学生A、カナダ人Rの5人で一緒にランクルをチャーターすることにした。Rは、俺と一緒だと英語を使わなければならないからイージーでないのでは？と僕らのことを心配してくれていたが、そんなことはノープロブレムだ。

早速、ランクルチャーターを申し込みに宿のツアーデスクに行ったが、金曜の午後なのでパーミットの発行が週明け月曜になり、出発できるのは早くて火曜の28日だと言われてしまった。チベットには入る時も入域許可証が必要だが、入ってからもラサ以外の地方に行く場合は、パーミットを取得しなければならない。28日出発で申し込んだヒマラヤ越えのランクルツアーは、ラサを出発して4泊5日でネパールの国境へ抜ける6500元のプランで、一人1,300元(約20,000円)。途中でエベレストのベースキャンプ(標高5,200m)にも立ち寄る。

チベット最大の僧院 デプン
午後からラサの北西12kmにあるチベット仏教ゲルク派の寺院でチベット最大規模の僧院デプンへバスに乗って向かった。1416年に建てられたデプンには、広大な敷地に1万人を越える僧が住んでいたそうだ。現在は500人ほどの僧が学んでいる。

ラサ デプン
寺院の脇ある山の巨大な岩にチベット仏教最大の学僧でゲルク派の開祖でもあるツォンカパ(1357-1419)が描かれている。

ラサ デプン境内
50元(750円)を支払って境内に入る。デプンにあるガンデン?ポタンは、ダライ?ラマ5世がラサのポタラ宮に移る17世紀まで歴代ダライ?ラマの居城でもあった。

デプン チベット仏像 デプン チベット仏像 デプン チベット仏像
寺院の内部で20元ほどのチップを若い僧に渡して写真を撮らせてもらった。先日のポタラ宮の内部と同じように極彩色で彩られていて、ツォンカパにちなんだ無数の仏像や仏具、壁画で埋め尽くされていた。
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