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ポタラ宮はチベット・ラサの巨大宮殿!荘厳な遺跡は観光客に人気

ポタラ宮は中国の拉薩(ラサ)市にある巨大な宮殿遺跡です。標高3650mの世界最高地に建てられた世界最大の宮殿として世界遺産にも指定されており、白と赤を基調とした壮麗荘厳な遺跡として観光客の人気を集めています。今回はそんなポタラ宮の魅力についてまとめました。
ポタラ宮チベット・ラサの巨大宮殿
ポタラ宮中華人民共和国チベット自治区・拉薩(ラサ)市西部にある宮殿遺跡です。ポタラ宮は紅山(マルポリ)の山肌を利用して建てられており、東西の長さは約360m、高さは約117m、建築面積は約13,000㎡と建物の大きさは世界最大級を誇ります。また標高3650mという場所は宮殿の建築場所としては世界一の高地となっています。
「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」はチベット世界遺産
ポタラ宮は「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」として世界遺産に登録されています。「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」は、ポタラ宮、トゥルナン寺、ノルブリンカの3つの遺跡を歴史的遺産群として世界遺産に認定したもので、中でもポタラ宮チベットの仏教と政治の中心的役割を果たしてきた最も重要な遺跡となっています。
「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」その1:ポタラ宮
ポタラ宮(布達拉宮)は、周辺の遺跡と共に「ラサのポタラ宮の歴史的遺産群」として1994年にユネスコ世界遺産文化遺産)に登録されました。ポタラ宮は、1642年にダライ・ラマ5世がチベットの政府「ガンデンポタン」を成立後に、7世紀半ばに紅山に築かれた宮殿の遺跡を、十数年かけて増築していったものとされています。
「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」その2:トゥルナン寺
トゥルナン寺(大昭寺)は、7世紀半ばに古代チベットを統一したとされるソンツェン・ガンポ王の二人の后である文成公主とティエン妃が建立したとされています。2000年に世界遺産「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」に追加登録されました。2018年2月に火災が発生し鎮火した模様ですが、その後情報が統制され関係各所の心配を集めています。
「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」その3:ノルブリンカ
ノルブリンカ(罗布林卡)は1755年にダライ・ラマ7世によって建立された離宮と庭園です。その後歴代のダライ・ラマの夏季の離宮として使用されました。ポタラ宮から西方へ3kmほどのところにあり総面積は約36万㎡あります。2001年に世界遺産「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」に追加登録され、今は公園として一般に解放されています。
世界遺産ポタラ宮」とチベット・ラサの歴史
ポタラ宮の「ポタラ」はサンスクリット語の「ポータラカ」が由来で、観音菩薩が住む場所「補陀落」を意味するそうです。またダライ・ラマとは観音菩薩の化身のことを言います。ポタラ宮ダライ・ラマの住居として、政治と宗教的儀式の場として、そして歴代ダライ・ラマの霊廟としての機能も持ち合わせて、現在もそびえ立っています。
7世紀にソンツェン・ガンポ王がチベットの統一王朝「吐審国」を成立し、その后である文成公主とテツィン妃が熱心な仏教徒だったことからチベット仏教は発達を遂げていったとされています。吐審国はその後9世紀頃に一時分裂しました。17世紀にダライ・ラマ5世が再び統一を果たし、その時から増築・建立していったのが現在のポタラ宮です。
世界遺産ポタラ宮」のある中国チベット自治区ラサ市
中国のチベット自治区にあるラサ(拉薩)市は、標高3600mから3700mの高地にあり、その周辺をさらに標高5000m級の青海・チベット高原地帯や、標高8000mの山々を持つヒマラヤ高山地帯に囲まれています。1642年から1959年までのダライ・ラマ政権下ではチベット人・モンゴル人・満州人などがチベット仏教文化の発展を支えました。
現在は主の居ない宮殿となっているポタラ宮。それでもポタラ宮は、人々の仏教信仰の場としてラサ市民をはじめとするチベットの人々から大切にされています。ポタラ宮は冬になると巡礼の季節を迎えます。世界最高地の厳しい寒さの中、家族の代表や熱心な信者が多数ポタラ宮を訪れて祈りを捧げるのです。
世界遺産ポタラ宮」は観光客に大人気のスポット
中国統治のもと、ポタラ宮のあるラサ市には青蔵鉄道青海チベット鉄道)が開通し、中国の西寧市からアクセスできるようになりました。またラサ空港も整備され、世界各国から観光客が訪れるようになっています。その数は年間40〜50万人といわれ、中でも荘厳な世界遺産ポタラ宮チベット観光のメインとして大人気となっています。
世界遺産ポタラ宮」の見どころ1:ポタラ宮広場
ポタラ宮の前には大きなポタラ宮広場が広がっています。昔はポタラ宮前には村や大きな池があったそうですが、今は革命を記念するポタラ宮広場として、観光客や巡礼の人々が行き交う場所となっています。広大なポタラ宮広場を進むと大きなポタラ宮が段々目の前に近づいてきます。巡礼の人々は時計回りにポタラ宮の周囲を巡っています。
世界遺産ポタラ宮」の見どころ2:白と赤の美しい外観
景色に映える白色の壁はポタラ宮の見どころの一つでしょう。また、ポタラ宮の上部を見上げると、真ん中付近は赤い壁になっていることに気付きます。この白と赤の壁は土と草を合わせたもので出来ています。白い壁の部分は白宮、赤い壁の部分は紅宮と呼ばれており、外観上も区別は容易ですが、実際の使用役割も区別されていました。
白宮はダライ・ラマの生活と政治の場、紅宮は宗教的な場として明確に使い方が区別されていました。紅宮の赤い色は土に混ぜる草を焼いて混ぜた色によるものです。外からは窓がたくさん見えます。ポタラ宮の内部の部屋数は1000とも2000とも言われ、ダライ・ラマ14世もいくつ部屋があるのか判らないと語ったというエピソードがあります。
ポタラ宮は外側から見ると13階建てに見えますが、実際の内部は9階建てになっています。規則正しく並んだ窓は壮観です。またポタラ宮は紅山に壮麗にそびえ立つ姿から「垂直のベルサイユ」とも呼ばれています。ポタラ宮を眺めると、300年も前にこのような高地に巨大な建築物を造りあげたチベット建築の精密さに思わず溜息が出ます。
世界遺産ポタラ宮」の見どころ3:屋上への300段の階段
ポタラ宮観光では、実際にポタラ宮内部の階段を紅宮の上部まで見学しながら登り、外階段を降りてくることができます。内部で公開されているのは内部にある1000とも2000ともいわれる部屋のごく一部のみですが、それでも十分に宮殿のすごさを体感することが出来ます。外門から屋上まではおよそ300段の階段があり、それを登っていきます、
階段300段というと、そのくらい何とかなるだろうという気になりますが、ポタラ宮は標高およそ3650mの地にあります。そしてそこからさらに100m以上登るわけで、空気が薄く、非常に苦しい道のりです。階段の途中では多くの観光客が座って休む様子が見られます。駆け上るなどということは無理なことなので、ゆっくりと登っていきます。
世界遺産ポタラ宮」の見どころ4:ポタラ宮入口の装飾
ポタラ宮の階段を登っていくと、ポタラ宮内部への入り口に辿り着きます。ここから先は撮影禁止となっていますが。旅の思い出として是非内部の写真も欲しいところですが、売店で売られている絵はがきなどには内部の写真が使われていることもあり、お土産としておすすめです。公安の警備もいますので撮影禁止の規則は厳守してください。
ポタラ宮のこの入り口周辺までは写真を撮っても良いエリアになっています。門の装飾も細部まで丁寧なデザインと色つけが施されています。ポタラ宮入り口付近の壁には四天王が描かれていて、これらは宝石を用いた顔料や金で色つけされています。遺跡とはいえ近年まで実用で使われていたからでしょうか、とても美しく遺されています。
ポタラ宮入り口に描かれている四天王の壁画は、どれも大きく華麗で、日本の四天王とはかなり違った風貌をしています。名前も日本の四天王とは異なり、白は持国天、写真の青は増長天、赤は広目天、黄色は多聞天と呼ばれています。そして黄金色で描かれた観音菩薩も壁画にあります。これらの仏画ポタラ宮の大きな見どころです。
世界遺産ポタラ宮」の見どころ5:白宮(はっきゅう)
ポタラ宮入り口に入ってから階段を登っていくと、東庭という広場に出ます。そして6階建ての白い建物が現れます。これが白宮です。白宮は歴代ダライ・ラマの居住空間として利用されたり、政務を執り行ったりした場所です。白宮内部には調見のときに王が座る王座があり、その周囲には黄金で装飾された仏像が多数並んでいます。
白宮にはダライ・ラマ14世の寝室も遺されており、これも見どころとなっています。主が今はたどり着けない場所となっている空間に佇むというのは、おそらく不思議な感じを覚えることでしょう。ダライ・ラマ14世の寝室の壁画にはダライ・ラマ5世の肖像が描かれているそうです。白宮では他に歴代ダライ・ラマの王座もあり見ることができます。
世界遺産ポタラ宮」の見どころ6:紅宮(こうきゅう)
紅宮は宗教的儀式の場とされていました。また、紅宮内部の霊塔には歴代のダライ・ラマのミイラが安置されており、それぞれが黄金や宝石で装飾されています。紅宮は白宮以上に仏像が多く安置され、宗教色が色濃く出ている空間になっています。霊塔はダライ・ラマ5世のものが最も豪華なものになっています。
紅宮はその造りが「曼荼羅」の構造になっています。曼荼羅は主尊仏を中心に経典に出てくる仏さまを順番に描いた図のことですが、これを立体的に歩いて巡れるようになっているのが紅宮なのです。紅宮を時計回りにまわると巡礼となるということで、多くの巡礼者が経をつぶやきながら巡礼し、祈りを捧げています。
紅宮には白宮以上に多くの仏像や立体の曼荼羅の彫刻などがあり、これも魅力的な見どころとなっています。代表的なものに、33手観音像、聖観音像、弥勒(みろく)仏像などがあり、その他にもたくさんの仏像や僧侶の像があります。また黄金の立体曼荼羅も3つ見ることができ、どれも黄金や宝石で華麗に装飾されたすばらしいものになっています。
紅宮には他に、ソンツェン・ガンボが瞑想したと言われる最も古い石の部屋や、歴代ダライ・ラマの即位室などがあります。ダライ・ラマ世襲ではなく、歴代のダライ・ラマ崩御すると、ダライ・ラマの生まれ変わりの子供を国中から捜し出して即位させたと言われています。現在のダライ・ラマ14世も1940年に5歳で即位しました。
世界遺産ポタラ宮」の見どころ7:数ある彫刻の装飾
紅宮の見学を終えて外に出ると、あとは階段を下りて出口へ向かうことになるのですが、ここでポタラ宮の屋根を見ると実に様々な彫刻で装飾されていることがわかります。ポタラ宮の屋根や壁にある彫刻は動物や鳥など、どれも精密でありながらどこか可愛らしく愛嬌のある物になっています。これらも黄金による装飾が豪華です。
ポタラ宮の屋根や壁に無数にある彫刻も、その細部まで丁寧に作られていて、その精密さと数の多さに気付くとやはり圧倒されてしまいます。厳しい自然の中にあるにもかかわらず色も形も美しく遺っていて見事と言うほかありません。おそらくこれらの装飾のひとつひとつにも仏教的なエピソードがあり、見る人に何かを語りかけているのでしょう。
世界遺産ポタラ宮」の見どころ8:ポタラ宮からの眺め
ポタラ宮を登っているときには苦しさで余裕が無くても、降りるときには見学を終えた達成感ですがすがしい気持ちになっていることでしょう。そこでポタラ宮の外を見回すと、ラサの街並みが開けています。その風景は歴代のダライ・ラマポタラ宮に使える僧侶たちが見てきた風景と同じ景色です。きっと心に焼き付くものとなるはずです。
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