ラサ 行き方
中国チベット自治区のラサは、標高3000mを超えるチベット仏教の聖地。7世紀に作られた古都で、ダライ・ラマ政権時代にはチベットの政治経済の中心地でした。この街で観光のメインとなるのが、歴代のダライ・ラマの居住地であるポタラ宮です。ここは、世界遺産「ラサのポタラ宮歴史地区」として登録されており、その宗教的な重要性と圧倒的な存在感から、人々を魅了し続けています。チベット文化に触れられる人気の街です!
ラサは現在では中国の一部とされ、チベット自治区の首府の街となっています。しかし、古くからチベット文化圏の政治・文化・宗教の中心であり、都として栄えてきました。
ラサは海抜3700メートルほどのところにある都市。富士山の頂上よりも高い場所ですから、日本人にはなかなか想像がつかない場所でしょう。しかも、人口の8割以上を占めるチベット族は、伝統的なチベット仏教文化が色濃く継承しています。
チベットの文化の根底には、仏教にあるので日本人にも馴染みはあります。ただ、独特なチベット文化は、高山という風土と相まって、あらゆる面でユニークで刺激的。ぜひ多くの人に訪れてほしい街です。それでは、ラサの観光地をまずはラサへのアクセス方法からご紹介します!
チベットの聖地にして中心の街、ラサへの行き方
チベット自治区は、アクセスの方法も限られていて、原則として以下の3つの方法しかありません。
1)成都からの飛行機
中国各地の主要な都市からラサ行きの飛行機に乗ることはできますが、ほとんどは四川省の省都である成都を経由します。日本からのアクセスはこの方法が一番簡単です。
2)西寧またはコルムドからのバスか列車
西寧もコルムドは、中国青海省の街。ここからラサ行きのバスと列車が出ています。どちらも一晩がかりの道のりです。西寧ゴルムドも日本からは非常に遠いので、このルートは時間に余裕がある人向け。ただし、チベットの大地をのんびり車窓から楽しむにはオススメのコース。
3)カドマンズからの飛行機
ネパールの首都カトマンズからも、ラサ行きの飛行機があります。ただ、日本から行くには、大きく遠回りすることになりますし、費用もかかります。これもネパール旅行と合わせてラサへ行く場合の方法で、時間に余裕がなければ難しいルートでしょう。